『青い鳥』

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子めがね
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いい先生って、どんな先生?

ススめがね
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それは、村内先生みたいな先生だよ。

ずっとヒーロー

重松清さんの『青い鳥』は連作短編で、8つの物語が収められた素敵な一冊です。

物語の主人公たちは、自分の中で解決し難い心の課題を抱えています。

どうにも力が入らない感じや言葉にしにくい思いがありながらも、前に進もうとする彼らの姿には、どこか自分と重なるところが見つかるのではないでしょうか。

そんな主人公たちの人生に現れるのが、国語の非常勤の先生である村内先生です。

先生は、国語の先生なのに、言葉がつっかえて上手く話せません。

でも、伝えるべきことを知っていて、それを先生のやり方で関わった生徒に伝えていきます。

伝える時の先生は、その生徒が抱えている「たいせつ」を大切にします。

そんな時の先生は、生徒を追いかけたり、強く指導して顔を上げさせたりしません。

ただ、生徒に寄り添って、懸命に伝えるべきことを生徒に伝えるだけです。

重松清さんの後書きだったかな。

文庫版の後書きだったかな。

重松清さんが文章を添えられていて、そこにこんな話が書いてありました。

「ヒーローの話を書きたかった。」的なことが書いてありました。

この言葉も大好きな言葉です。

村内先生は、悪い奴らを懲らしめたりしません。生意気なことを生徒に言われても、烈火の如く叱り飛ばすこともしません。

でも、初めてこの本を読んだときから、村内先生は私の中で間違いなくヒーローになって、その気持ちは今もほとんど変化はしていません。

まとめ

今、中学生のあなたにも、これから中学生になるあなたにも、遠い昔に中学生だったあなたにも、そして、これから先生になりたい人にも、今なんとか先生として頑張っているあなたにも、是非、手にとってほしい一冊です。

重松清さんの『青い鳥』に登場する村内先生の言葉は、人々の心に残る深い感動と勇気を与えてくれます。

彼の優しさと思いやりのある姿勢は、どんな困難にも立ち向かう力を生み出します。

ぜひこの一冊を手に取り、村内先生に触れてみてください。

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