『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』西野亮廣

ススめがねの今日の一冊
子めがね
子めがね

「才能って、何?」

ススめがね
ススめがね

「才能とは、挑戦した数のことだと言った人の話が一番、腑に落ちたなぁ。」

この本を最初に手に取ったのは、図書館でした。

一年以上前だったと思います。

手にしたきっかけは、映画『えんとつ町のプペル』の舞台挨拶のスピーチを偶然、YouTubeで目にしてしまったことです。

そのメッセージに一発で心を射抜かれてしまいました。

新たな挑戦の扉を開く瞬間

「簡単に答え合わせが出来てしまう世界の息苦しさ」や「正解が溢れて、挑戦者の挑戦を笑って叩くこんな世界をチビたちに渡せない。」──これらの言葉に、誰もが頷かざるを得ない状況が続いています。

ただ、ただ頷くばかりの言葉たち。

西野さんのいろんな発信に触れることで、私は、ただの一読者から西野さんのファンになりました。

それから一年以上が経ち、『ゴミ人間』を再び手に取ってみると、今度は涙がこぼれました。

それは、この一年間で少し成長した自分が、以前の自分が知らなかった西野さんの想いやモノの考え方に触れ、それを知ったことで、この本に書かれている意味を理解したからだと思います。

この本が2020年12月に出版されたことを思えば、西野さんが持つ信念と挑戦の姿勢は、時を超えて今もなお変わりません。

作品を生み出し、新たな挑戦にも果敢に立ち向かっておられます。

昨年、『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のオープニング演出において、三年前に刊行された本に書かれた情報が再び登場する場面があったことに改めて驚かされました。

このような緻密な計画や物語の結びつきには、西野さんの創作に対する真摯な姿勢が感じられます。


挑戦者たちへの新たな一歩

作品のクオリティーはもちろんのこと、その届け方や、高品質な作品を生み出すための資金調達に対する姿勢には、プロフェッショナルとしての在り方を学ぶべきポイントが満載です。

『ゴミ人間』は、ただのビジネス書以上に血が通った一冊です。

私がこの本を購入し、再読した理由は、自分の中で迷いが生まれていたからです。

エンタメ屋さんではない私にも、この本は刺激をくれ、新たな挑戦への一歩を踏み出す決断を下すことができました。

この一冊が、あなたの肩を押してくれるような、挑戦者たちがチャレンジできる真っ当な世界の到来を願ってやみません。

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