『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』

ススめがねの今日の一冊

自己分析から自己実現へ – 働くってことは、こういうことだよ

働くとは、一体どういうことなのか?それがちょっと分からなくて、今、本当に困っています。

昨日、今日働き始めた訳ではないのですが、うまくいかないことがどうにも気になって、それは本当に仕事の一部だけのことなのに、すべてが回らないと感じてしまうのです。

皆さんは、どうですか?

自己分析 – 自分の軸を見つけて生きる

精神的に参ってしまっている時には少しこの本の刺激は強すぎると思いますが、その時期を何とかやり過ごした後であれば、とても心に響く一冊になります。

この本の基本的なコンセプトは森岡さんが就職活動を控えた大学生の娘さんへ向けてというものですが、これから社会に出られる方々や、出立ての方々の心にも刺さる一冊になります。

会社と寄り添って生きていくのではなく、自分の軸(やりたいこと)や自分の磨くべき職能に寄り添って生きることの大切さから、この本はスタートしていきます。

そして、自己分析を通じて、自分の強みを知り、自身のブランディングについてその手法を具体的に説明するところで前半が終了します。

苦しい時は。 – 森岡さんのエピソード

この前半だけでも十分にこの本を手にした価値を感じられると思いますが、さらに惹きつけられたのは後半の内容です。

後半から、森岡さんにだって苦しかった時があったというエピソードが綴られていくのです。

そして、劣等感に襲われたり、自分が無価値であると他の人間に迫られたりという経験が語られます。

そんな苦しかった時をどのように捉えて、どのように行動されたのかが示されています。

まとめ

本の中で、森本さんは森本さんのように行動しなさいとはいっていません。「働くってことは、こういうことだよ。」「苦しいときには、こうしたらどう?」と力強く伝えてくれる一冊です。

少なくとも私は背中を押されたというよりは、自分から一歩を踏み出せるきっかけをつかんだという感じでした。

皆さんは、いかがでしょうか?

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