『いま、会いにゆきます』

ススめがねの今日の一冊

何度でも、何度でも。

「自分にとって本当に大切なものが何なのか?」

実感をもってこの問いに答えられる人は、きっと素晴らしい人生を送られていると思います。そうでない人は、是非、市川拓司さんの本を手に取ってみてください。

市川拓司さんの中でも一番大好きなお話が、この『いま、会いにゆきます』です。

物語は、ある親子3人を中心に展開していきます。

では、簡単にあらすじで紹介します。

出会いと約束

お父さんは持病を抱え、お母さんは突然亡くなってしまいました。しかし、お母さんは生前に雨の季節に帰ってくるという約束を残していました。

残された息子はお母さんとの再会の日を信じ、お父さんもその日を待ち続けています。

それぞれが過去の出来事と別れを胸に抱えながら、再会への期待と心の葛藤を抱えて生活している様子には早くも胸を打たれてしまいます。

再会の奇跡

雨の季節が訪れ、3人は約束の再会を果たします。

お母さんは2人の記憶を失ってしまっていますが、それでも彼らの存在を受け入れ、新たな家族として生活を始めます。

残された2人の再会の喜びとともに、お母さんは母親として、また、妻として新しく過ごすことで、新たな絆を育てていきます。

家族の絆と愛情が再び芽生える様子がしっかりと伝わってきます。

 記憶と別れ、そして、その後。

雨の季節が終わりに近づき、お母さんは自分の死や過去の出来事、そして雨の季節が終わった後の自分の行く末について知ることになります。彼女は運命と向き合い、そして、心に決めたことを実行に移していきます。

お母さんの内面の葛藤とその後の行動には、もう、ただ、ただ、涙です。

物語は感動的な結末に向けて進み、家族の絆や愛の深さに目と心を奪われて、私の涙腺は再読のたびにいつも決壊します。

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